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CALS/ECとは、国土交通省の推進する『公共事業支援統合情報システム』の略称で、今まで紙で交換されていた大量の情報を電子化するとともに、インターネットを活用し公共事業に関連する多くのデータベースを連携して使える環境を創るための取り組みです。
CALS/ECには『情報の電子化』『情報の共有化』『通信ネットワークの利用』の3つの要素あります。
◆『情報の電子化』により省資源や省スペース,検索時間の短縮にもつながります。
◆『情報の共有化』は、情報を電子化し通信ネットワークを利用することで情報の行き違いや伝達ミスもなくなり、コスト縮減や品質の向上にもつながります。また、技術レベルの向上を図ることもできます。
◆『通信ネットワークの利用』は、移動コストの削減や住民情報サービス向上にもつながります。
CALS/ECを広く地方展開するにあたっては教育・研修の実施も必要になり、その指導的役割を担う人材の養成と登録の必要性からCALS/EC資格制度が発足しました。(※当面の措置として、
(財)日本建設情報総合センター(JACIC)が認定する資格制度です。)
資格には、『CALS/ECインストラクター(RCI)』と『CALS/ECエキスパート(RCE)』の2つの段階を設け、実施機関が実施する講習,試験を受け、管理委員会の判定に基づき合格した者に対してJACIC理事長が資格者として認定します。(※CALS/ECエキスパートは、CALS/ECインストラクター資格取得後1年以上を経た者,充分な経歴・経験があると認められる者に対して与えられます。)
資格取得者は、中小企業,団体や、独自に講習,教育することが困難な地方公共団体などに対してCALS/ECの推進,普及のアドバイスを行うのが役割です。CALS/ECインストラクターはセミナーや講習会等の講師,CALS/ECエキスパートはインストラクターに加え導入支援業務等を行うことができます。CALS/ECの今後の展望や普及によって期待されることなどについて、様々なセミナーや講習会などが開かれています。
地方公共団体などにおける入札情報サービス,電子入札,工事施工中の受発注者間の情報共有,電子納品など、ここ数年でCALS/ECは本格的な実施段階に入っております。共有・統合されたデータベースは、いつ・どの段階でもすぐに引き出して利用できるようになりますが、そのためには、基準の整備,標準化をはじめ、インフラやシステム整備,制度や業務の改革など様々な課題があり、官民が一体となって取り組んで行かなければならない問題がたくさんあります。